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門馬美喜
Momma Miki

横浜市民ギャラリー「新・今日の作家展2019 対話のあとさき 展示会場風景(部分)(2019年) 写真:加藤健

Route101ヶ月 相馬/横浜 横浜市民ギャラリー「新・今日の作家展2019 対話のあとさき」展示会場風景(部分)(2019) 写真:加藤健

Route93ヶ月 相馬/大田区■(2018)
アクリルガッシュビエンナーレ2018 大賞受賞作品
幼少期、校庭に生えている木の枝を墨で描いたら面白いと思いついて、同級生に話したが誰も理解してくれなかった。中学生になり海辺の水墨画教室に通い、そこで初めて和紙に墨を使って絵を描いた。それまで図工で描いた、間違えても鉛筆で消せる絵や、絵具で塗りつぶせる絵より「日本人的気質」に合っていると思った。しかしこれは本当に継承者が少ないだろうと気づき、現代でも受け入れてもらえる方法を探す決意をし、現代アートを学べる大学へ進み、更に日本文化のルーツを学ぶため中国に留学した。震災後、福島県沿岸部の現状を伝えるため色のついた絵を描き始めたが、展示を依頼されるようになってからは会場に頼んで同時に水墨画も展示していただいたりした。「昔から続く伝統的な技法で表現する」事は何と困難なのだろうか。伝統的な技法を使う人材は今後ますます減っていくだろう。最先端の技術とコラボするなど延命して、何とか繋げていきたい。  
プロフィール
1981年 福島県相馬市生まれ
2005年 東京造形大学 造形学部 絵画専攻領域 卒業
2005年-2007年 中国へ渡航、中国美術学院(杭州市)、中央美術学院(北京市)に学び、中国大陸を縦断横断しながら美術制作を行った
2011年- 東日本大震災の被害を受けた相馬市と東京に制作アトリエを置き、二箇所を行き来し美術制作を続ける
主な活動
[個展]
2015年 Route(ギャラリーなつか/東京都 中央区)
[グループ展]
2016年 第9回企画公募展( トーキョーワンダーサイト本郷/東京都 文京区)
被災地からの発信 ふくしま3.11を描く(福島県立美術館/福島県 福島市)
2017年 コンニチハ技術トシテノ美術(せんだいメディアテーク/宮城県 仙台市)
2018年 VOCA2018(上野の森美術館/東京都 文京区)
OpenStudio2018(Art Factory城南島/東京都 大田区)
2019年 AVAT×Turnaround 国際交流展(FreeS Art Space/台湾 台北市)
Art Meets06 門馬美喜|やんツー(アーツ前橋/群馬県 前橋市)
新・今日の作家展2019 対話のあとさき(横浜市民ギャラリー/神奈川県 横浜市)
OpenStudio2019(Art Factory城南島/東京都 大田区)
[受賞・そのほか]
2016年 歌舞伎町アートプロジェクト(稲荷鬼王神社/東京都 歌舞伎町)
2019年 アクリルガッシュビエンナーレ2018 大賞受賞
作家ウェブサイト
https://www.mommamiki.com/