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髙田幸平

カプセルと罫線

山形市在住のペインター・髙田幸平のCygでは3度目となる展覧会を開催します。本展では紙やマスキングテープへのペインティングを再構成し、ラミネートを施した新作を発表します。何度も通り過ぎては重なる色や線。その時々の思考や手の動きが詰められた作品の数々をお楽しみください。

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モチーフはない。いつからか頭の中を整理するノートに近くなっている。短い時間でも、何回も画面の中を絵具が、色が、通り過ぎて重なる。 絵を描いているとき、目と手、理性と反射のバランスがいつも難しい。目で理想を追いすぎるのも、手に任せて事故を期待しすぎるのも、僕にとっては極端で、出来得ることならその両立ができないものかと悩んだりする。だからといって、別にその悩みに不安があるわけでもないし、解決したいわけでもない。その時その時のバランスや考え事は、ひとまず作品という箱に詰められて、また次のページに持ち越されていく。描いても描いても解決しないからこそ、絵の存在はいつまでもどこか気になる。

展覧会に寄せて 髙田幸平の言葉


日時 2019.9.14(土)‒9.29(日)
11:00–19:00/水曜定休
会場 Cyg art gallery
入場 無料
作家プロフィール 髙田幸平(たかた・こうへい)
[略歴]
1987年生まれ兵庫県神戸市出身。
2013年 東北芸術工科大学 修士課程修了。山形県山形市在住。
[主な個展]
2017年「P&M」Cyg art gallery(盛岡)
2015年「えをみる」Cyg art gallery(盛岡)
2014年「BONUS OF PAINTING」ART ROOM ENOMA(仙台)
2013年「絵画のトンネル」ART ROOM ENOMA(仙台)
2013年「続く地図とつながる絵画」ANTEROOM KYOTO gallery9.5(京都)
2013年「表皮から産まれる」新宿眼科画廊スペースE(東京)他
[その他出展歴]
2016年「平らであるより波打っていたいのか」アートラボはしもと(神奈川)
2015年「3331 ART FAIR」アーツ千代田3331(東京)
2013年「リバーシブル山形」新宿眼科画廊スペースO(東京)
2012年「ULTRA005」青山スパイラル(東京) 他
[作品収蔵]
ANTEROOM KYOTO/ANTEROOM APARTMENT OSAKA