exhibition

これからの予定一覧

大槌秀樹 神々の撮影

山形在住の美術家・大槌秀樹の展覧会を開催します。大槌は身体と物質・記憶と場、事実と虚構などに着目し、行為から生まれる事象を映像や写真、パフォーマンスなどで表現し続けています。本展覧会では、身近な山に存在する消滅集落や廃村を舞台に、春夏秋冬自然の中で行った古代彫刻像のポージングシリーズを展示。自然に呑み込まれ誰もいなくなった場所で行う行為の記録は様々なことを物語っています。

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古代のギリシャ人にとって、神話の神々は“作りもの”としてそこにあるのではなく、現に人々の前に立ち現れ、人々の生き様の現身として共に生きる英雄達の姿であった。
生きた現実がそこにはあった。
そして、人々はそれを共有する為に言葉で語るのではなく、自ら演じることで語られてきたという。
きっかけは、友人の美術家に頼まれ、西洋彫刻像のヌード撮影を行った事に始まる。
人間と同じ姿を持つ神々を通し、現状を見つめ、私達の生きた現実とは何かを考える。
撮影は主に、山形県内に多く存在する消滅集落や廃村、山で行った。
自然へ帰化する集落は様々な光景を見せた。
覆い繁る草木、大群の虫、獣の気配。
熊除けの鈴は終始美しい音色を奏でていた。

展覧会に寄せて 大槌秀樹の言葉


日時 2018年5月26日(土)-6月24日(日)
11:00–19:00/無休
会場 Cyg art gallery
入場 無料
作家プロフィール 大槌秀樹(おおづち・ひでき)
1981 年千葉県生まれ。東北芸術工科大学大学院修士課程実験芸術領域修了。山形市在住。

大学院修了後、廃旅館をリノベーションしたオルタナティブ・シェアアパート「ミサワクラス」で、同世代のアーティスト・写真家・音楽家・建築士等と共同生活を開始。身体と物質・記憶と場、事実と虚構などに着目し、行為から生まれる事象を映像や写真、パフォーマンスなどで表現している。現在は空洞化した中心市街地の〈廃墟〉や深夜の〈駐車場〉/〈公衆電話〉、身近な山に存在する〈消滅集落〉や〈廃村〉を舞台に、時間帯による境界線や物理的な境界線上(エアポケット)で行う行為の記録を行っている。実在する無人の風景を目の前に、様々な情報や要素を渾然一体として扱い制作活動を行う。

[近年の活動歴]
2018 年「山形藝術界隈展〇五 / 〇五.五」GALVANIZE gallery (石巻)
2017 年「ground under」SEZON ART GALLERY (東京)
2017 年「山形藝術界隈展〇四」鶴岡アートフォーラム (山形)
2017 年「ISETAN ニューアーティスト・ディスプレイ」伊勢丹新宿店本館5階 (東京)
2016 年「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2016」MISAWAKURASU+七日町御殿堰(山形)
2014 年「NUTS」ART ZONE(京都)
2008 年「Myth in us」Total Museum(ソウル、韓国)

Event

ライブ配信イベント「神々の演奏」

会場よりライブ配信イベントを開催。白丸たくトによるライブのほか、今回の展示に関するトークなどを予定しています。会場は入場自由で、料金は投げ銭制です。 詳しくは追ってお知らせしていきます。

日時 2018年6月23日(土)18:00-
参加費 投げ銭制
場所 Cyg art gallery
ゲスト 白丸たくト
しろまる・たくと◎1992年生まれ。兵庫県出身。2014年に自主レーベル“TRIP CHILDS RECORDINGS”を設立と共に活動開始、現在までにカセットテープ3本、CDR1枚をリリース。2015年に「LOS APSON?がビビビっ!ときた作品の年間50選チャート!!!!!!!!!!!!!!!」で初期ローファイ作品2本が40位に選出される。2016年より関西から山形に拠点を移し、数々のライブ企画の立ち上げや芸術運動体“山形藝術界隈”への参加など、活動の幅を広げてゆく。また同年、詩人の詩に曲を付けるというスタイルで弾き語りを開始。初の弾き語りアルバム「つぶらなりけりかのひとみ」を近日リリース予定。現在は茨城県水戸市を拠点に活動中。あらゆる環境に身を置きながら、アートと音楽、言葉とノイズ、生活と創造のボーダーをゆるやかに越えうる表現を日々追求している。
作家 大槌秀樹